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ファミリーバランシング

ファミリーバランシングという考え方 — 海外での位置づけと日本のご家族の選択肢

ファミリーバランシング (家族構成設計) は、すでに同性のお子さんがいるご家族が「もう一方の性別のお子さんを希望する」という相談軸として海外で広く認知されている概念です。背景と日本のご家族にとっての選択肢を整理します。

基礎知識倫理法務・制度

「ファミリーバランシング (family balancing)」は、すでに同性のお子さん (例: 男児が複数 / 女児が複数) がいらっしゃるご家族が、次のお子さんではもう一方の性別を希望される、というニーズに対する考え方です。米国の一部生殖医療機関などでは、医学的な必要性とは別に「家族構成のバランス」を目的とする PGT-A 利用が、制度として明示的に扱われています。

医学的目的と非医学的目的の線引き

PGT (着床前遺伝学的検査) には大きく、染色体異数性をスクリーニングする PGT-A、特定の遺伝性疾患をターゲットにする PGT-M、染色体構造異常を対象とする PGT-SR があります。X 連鎖性遺伝疾患のように医学的に性別を考慮する必要があるケースは、医療目的の PGT として広く認められています。一方、ファミリーバランシングのように医学的な必要性が前提とならないケースは、各国の制度・各医療機関のポリシーによって扱いが分かれます。

日本のご家族にとっての位置づけ

日本産科婦人科学会の見解上、男女産み分けや家族構成を目的とした PGT-A は日本国内では原則として実施されません。ファミリーバランシングを希望される日本のご家族にとって現実的な選択肢は、(1) 自然妊娠でもう一度授かることを選ぶ、(2) ファミリーバランシングを扱っている海外の医療機関でのプログラムに参加する、(3) いずれも選ばずにご家族の構成を受け入れる、の 3 つの幅の中で検討することになります。

海外プログラム参加を検討する場合の論点

ファミリーバランシング目的で海外プログラムに参加する場合、医療的・経済的・倫理的・時間的な負荷を総合的に見る必要があります。渡航・滞在の負担、現地での採卵周期と日本での生活の両立、お子さま誕生後の語り口、希望性別の正常胚が得られなかった胚の扱い、現地の親子関係手続きや出生届のスケジュールなど、相談前段で論点を一通り把握しておくと、後の判断がぶれにくくなります。

「相談だけ」でご利用いただけます

男女産み分けドットコムでは、IVF + PGT-A プログラムへの接続を前提としない「ファミリーバランシング相談プログラム」をご用意しています。情報整理だけで完了されるご相談も多くあります。判断のためにまず情報を集めたい、という段階でもお気軽にお問い合わせください。